クロも歩けば棒にあたる

老犬クロの介護日記、そして、天国へ旅立ったクロへ。

きっと、最期に無理をさせてしまいました。

薄れていく意識の中で、
最期にクロの目にうつったものが、病院の診察室だなんて…。

せめて見慣れた部屋の中で、聞きなれた声の中で送ってあげたかったです。

10日ぶりに会ったクロとの4日間は、
夜中も1時間おきに起きてクロの顔を見に行き、水を少し飲ませ、
痛がる足のむくみを解消するために、そっとマッサージをし、
熱を下げるために、こまめに氷枕や保冷剤を交換する、という日々でした。

クロと一緒に居られることが嬉しくて、とても充実していました。

亡くなる2日前までは、 「お手は? トントンは?」 と言うと、反応して少し前足を浮かせたり、
水分を口元に持っていくと、噛まれそうなくらい口を動かしました。
ほんの少しでしたが、私があげたごはんを食べてくれました。

土曜日、寝ていたクロが、「わん、…わん。」 と、何度か鳴きましたが、
何をして欲しいのかわからず、ただただ耳元で、
「クーロ、よーし、よし、よし。だいじょうぶ。」 と呼びかけました。

あの時クロは何を伝えたかったのか…、足が痛かったのか、苦しかったのか…、
そしてたまに、キョトンと目を開けて壁を見つめ、何を考えていたのでしょうか…。

土曜日までは水をやるとガブガブ飲んでいたのに、
日曜日は、目はうつろで、水を口に入れてやってもしばらく気づかず、
3回流し込んでやっと反応して口を動かす状態でした。

流動食をやっても2、3時間後に吐き出し、そのたびに私たちは落胆し、
クロの体力が消耗してしまうことを怖れました。
水分だけで不安でも、もう少し、家でがんばってみるべきだったのか…。

他にも出来ることはなかったのか…。
きっと、どの道を選んでも後悔していたでしょう。

クロはもう動かないのに、足の傷跡からは、一晩たっても血膿がポタポタと流れ出し、
お尻からは、かろうじて残っていたうんちが まだ出ます。

元気な時は、パッツン パッツン で、窮屈そうだったお洋服も、
今は着こなせるほど痩せていました。

kuro116.jpg  kuro121.jpg(以前のクロ)

痛々しい部分を隠してやり、「クロ、かっこいいよ。」

こうしてクロの傍らでブログを書きながらも、ふと、
「クロはどうしてるかな?」と見てしまうのです。
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