クロも歩けば棒にあたる

老犬クロの介護日記、そして、天国へ旅立ったクロへ。

ハロウィンです。

これは昨年、クロに仮装をさせて写した写真です。

kuro220.jpg

帽子を変え、何枚も写メを写す私に、
ちょっとご機嫌斜めなクロでした。

チーズをちらつかせて、シャッターチャンスを狙う私に、クロは、

「 Trick or treat ! 」 ではなく、

「 ご褒美のチーズ、早くちょうだい。 」 とおねだりしていました。

このときは、来年もまた、クロの仮装ができる と思っていたのに、
残念ながら、最後のハロウィンになってしまいました。
クロが元気な頃、たまに私が散歩に連れて行くときには、
もうひとつ、お決まりのパターンがありました。

「 散歩に行こうか。 」 の一声で、
クロのテンションがちょっとだけ上がり、

庭中をウロウロと、そのまま向こうにいってしまうのです。

sanpo1.gif

呼んでも素直に戻ってきません。

散歩に行きたいのか、行きたくなかったのか…。

でも、なんとか胴輪をつけて、門から出ると、
いつものように普通に散歩に行きました。

もしかしたら、いつも私がいじわるをしていたので、
お返しをされていたのかもしれません。

  sanpo5.gif

  …お互い様です。
以前は、ちょっと億劫になることもあったクロの散歩も、
今では とても貴重な時間だったんだなと思います。

ここ1、2年、クロの散歩はだいたい父が行ってくれていました。

クロが元気な頃、たまに私が散歩に連れて行くときには、
お決まりのパターンがありました。

朝、散歩に行く時間帯に、私はなにげなく席を立ち、
クロが私の様子を伺います。

sanpo4.gif

そして私は走って玄関へ向かい、

散歩に行きたいクロが追いかけてくるので、
私は玄関を閉めます。

sanpo2.gif

そして、家の中にクロを閉じ込め、居間の窓の外から、
クロに手を振ります。

sanpo3.gif

クロが 「 ワン! ワン! 」 と怒り、
他の出口を探します。

…と、そんな追いかけっこをしていて、

いつも母に 「遊んでないで、早く散歩に行きなさい。 」 と怒られていました。


ijiwaru.gif
「ため息をつくと、幸せが逃げる。」 と聞きます。

それでも、ついつい、ため息をついてしまいます。

tameiki1.gif

部屋の中が、ため息でいっぱいになって、

tameiki2.gif

このままでは幸せがどんどん逃げてしまうので、
ため息ばかり、ついてはいられません。

tameiki4.gif

ため息をまとめて…、

処分できたらいいのですが。

tameiki3.gif
干していたお布団を取りこんだ父が、

「布団から、クロのにおいがする。」 と言いました。

kurofuton1.gif

それはクロのお布団ではないのですが、

父曰く、「干した布団は、クロと同じにおいがする。」 そうです。

そういえば、クロはよく日向で寝ていたので、
ポカポカ陽気の日は、
クロにくっつくと、お日さまのにおいがしました。

kurofuton2.gif

クロのにおいがするお布団で寝たら、
父も夢の中で、クロに会えるでしょうか…?
クロのお墓参りに行ってきました。

クロが亡くなったことを知ったお友達や、
周りの方々から、かけてもらう言葉はだいたい、

「クロは(私が)退院してくるのを待ってたんだね。」 でした。

思ったより早い旅立ちでしたが、
確かにクロは、


私との、「 待っててね。 」 という約束を守り、

yakusoku1.gif


私が帰るまで、頑張れ! という、
父の応援にもちゃんとこたえ、

yakusoku2.gif


目標を一年…、半年…、そして、一ヶ月単位にして
励ました母との約束を守り、

yakusoku3.gif


9月の足音を聞いてから、旅立ちました。

saigo.gif


これからやっと涼しくなるのにね。

でも、約束どおり、
この夏、一番頑張ってくれたクロへ、金メダルを贈ります。

  kuro219.jpg

四十九日の修行を終えて、ホッとしたことでしょう。
ゆっくり寝てください。

  kuro216.jpg



********************

この記事はPS保険(ペットメディカルサポート株式会社)が主催する『第4回ペットブログコンテスト』に応募しています。
今日はクロの四十九日です。

kuro215.jpg

早いものです。

お花を買って、
クロのご飯や、
好物のチーズ、ちくわ…、

そして、
お気に入りだった庭用の水入れには、
お水もたっぷり入れました。


写真の中のクロは、
相変わらず、笑顔です。


********************

仏教の考えでは、
四十九日までは仏になる修行をしていると聞きました。

老犬になってからは、お手とか、おすわりとかを、
さぼっていたクロも、
ちゃんと修行をし直していたのでしょうか…。
クロが使っていた毛布からは、もうクロのにおいはしません。

moufu.gif

夜になって、ふと、クロの感触を思い出したくて、
ちょっと丸めてみたりして…、

dakimakura1_20121017231233.gif

クロはこんな感じだったかな、と抱き枕に…。

太さがちょっと違う…、
毛並みが違う…、
においが違う…。

dakimakura2_20121017231232.gif

そんなことを考えながら、
眠りにつきます。

dakimakura3.gif
クロが居なくなってから、私はすっかりダメダメ人間です。

クロが居たら、今、何をしていただろう、

クロが居たら…、
クロが居たら…、
と、考えても仕方のない事ばかり考えます。

クロが亡くなって、下の部屋で寝る意味がなくなったので、
2、3日は、二階の部屋に戻って、寝ていましたが、

夜になると、たまにクロの気配を感じるので、
四十九日までは下の部屋で寝ることにしました。


クロが夜中にうろうろできるよう、
ドアは開けておきます。

足元には、クロが寝るスペースをあけておきます。

朝、起きるとどうしようもなく寂しい時があって、
ダメダメ人間になってしまいます。

damedame1.gif


四十九日までもうすぐです。

クロが、虹の橋をちゃんと渡る頃には、
私もダメダメ人間を卒業しなくてはいけません。
子供の頃、犬と一緒に寝るのに憧れていまして、

その当時、飼っていたマルチーズのぺぺと、
2、3度、一緒に寝たことがありました。

普段は2階には上がらせなかったので、ぺぺは緊張して、
おしっこも我慢しているようでした。

futon_pepe1.gif

私が夜中、目を覚ますたびに、ぺぺも目を覚まし、
ぺぺの丸い顔は、寝癖がついて、ひし形になっていました。

futon_pepe2.gif


クロもぺぺくらい軽かったら、寝返りも簡単にうたせられたんですけどね。
朝晩、涼しくなってきました。

涼しくなってくると、クロはよく私たちのお布団で寝ました。

huton1.gif

ちょっと重たいのですが、クロが来ると、お布団も、心も暖かかったのです。

でもクロが寝返りをうつたびに、かけ布団がズレていき…、

huton2.gif

寒くなって、夜中にたびたび目を覚ましました。

huton3.gif

その頃のクロは31キロ。
お布団を引っ張ってもほとんど動きません。

huton4.gif

寒くてたまらないときは、クロを転がしますが、

クロの寝顔が可愛くて、
仕方なく自分が縮まって寝ることもありました。


最近涼しくなり、お布団をかけて寝ていますが、

クロが居ないとお布団が軽くて、ちょっと寒いのです。
今日は近くの公園の植木市に行きました。

kuro208.jpg

ここは、7月の終わりにクロと散歩した公園です。

kuro211.jpg kuro212.jpg

数m歩いてはすぐ転ぶクロを見て、
「あぁ、この子はもう長い距離は歩けないんだ…。」 と思いました。

kuro210.jpg

あの時、クロに「この暑い夏をのりきろうね。」 と言いました。

クロにとっても、私たちにとっても、つらいつらい夏でした。

気がつけば もう秋。

aiai.gif

クロとの最後の夏が終わりました。


今、犬に飢えてます。

犬を見ると、触りたくなります。

通勤途中に会う黒ラブさんや、シーズーさん、
お店の前で、飼い主さんを待っている犬、
犬を見ると、触りたくなります。

クロとは全然違うのですが、触ることによって、
クロの感触をまだ覚えていることに安心したりもします。

ペットロスの克服には、新しい犬を迎え入れるのがよい、と聞きます。

クロが亡くなって、ぽっかり開いた穴を、
新しい犬が、埋めてくれるでしょう。

pettorosu2.gif

でも、14年間で築き上げたクロとの形をすっぽり埋めることはできないので、
隙間風が吹くこともあるかもしれません。

pettorosu3.gif

しばらくして、良い感じでクロの形がぼやけてきたら
新しい関係を築くことができると思います。

今はクロでないと、隙間風が吹いてしまうので、
犬に飢えていても、…我慢です。
特別な能力や霊感があるわけではありませんが…、

クロが居なくなった今でも、たまにクロの気配を感じることがあります。

父も母もです。

クロが、起き上がりたいときに、よいしょ、よいしょ、と動き、
その足音(爪音)を聞いて、起こしてやったりしていたのですが、

今でもたまに、その音が聞こえます。

aizu.gif

今でも起き上がるのに苦労しているのでしょうか…。


ペットロスに陥る原因として、

※ ペットに対して感情的つながりが深かった。
※ 突然死、事故死等予期せぬ別れとなった。
※ 自分の責任で死なせたと思い込んでいる。
※ 飼主自身の悩みや不安をペットに向ける事で心身の安定を得ていた。

ということがあげられるそうです。

思い当たることばかり…。

ペットロスの症状か、9月は人に会うのも、メールをするのでさえも、しんどく感じました。

今は仕事にも復帰していますし、普通の生活に戻りつつあります。
人に会ったり、趣味に没頭して、クロが居ない事を忘れていることがあります。

でも、クロが居ない事を思い出し、寂しくてたまらなくなります。

そこにクロが居ない、ということに慣れるのには時間がかかりますし、
慣れてしまうのも寂しい気がします。


ペットロスにならない為には、

※ 悲しい感情は押さえ込まずに、ちゃんと悲しんで、ちゃんと泣くこと
※ 今までのように一緒に過ごすことはできない、居ないのだということを理解すること
※ ペットの死に対して、自分を責めない、他人に怒りを向けないこと

だそうです。

同じように可愛がっていた家族でも、
回復の早さや、温度差があらわれることがあります。

その場合、励ますつもりでも、落ち込んでいる者に、
「いつまでひきずっているのか。」 という言葉をかけるのはよくないそうです。

悲しみを心の外に出すことで、その喪失を過去の事として向き合えるようになるそうです。

だから、情けなくても、今は悲しむだけ悲しもうと思います。

pettorosu1.gif
2年前の今日10月4日、オカメインコのQちゃんが天国に行きました。

Q9.jpg

Qちゃんも14歳でした。

おしゃべりをするわけでもなく、
他のセキセイインコに遠慮して、おとなしい子でした。

私がイタズラしても、

Q1.jpg

いつも私のそばに来て、

Q7.jpg

「頭をかいて。」 と頭を下げて待っていました。

Q6.jpg

Qちゃんが亡くなった日、入院していた病院へ面会に行く予定でしたが、
残業で間に合いませんでした。

この子は長生きする子だ、と思い込んでいたので、
具合が悪くなっていたことに、気づきませんでした。

居なくなってから、わかることはたくさんあります。

Qちゃんに申し訳なくて、しばらく写真を見るのが辛かったのですが、
2年経ってみて、これからはQちゃんのことも書いていこうと思います。

Q10_20121005022300.jpg

クロとQちゃんは、天国で再会できたでしょうか…。

クロが歩けなくなるまで、毎朝クロと散歩していた父は、今も散歩を続けています。

先日、クロとの散歩コースに生えていた野草を摘んで帰ってきました。

happa4.gif

クロは、胃の調子が悪いとき、よくこの葉っぱを食べていました。

happa1.gif

むしゃ、むしゃ、むしゃ…。

クロがしょっちゅう食べるので、どんどん葉っぱが無くなってしまい、

柵の向こうに生えた葉っぱを見てクロが、

happa2.gif

「取って。」 とおねだりしてました。


天国のクロが、お供え物を食べ過ぎて、

おなかを壊しませんように…。

happa3.gif





クロが亡くなって、ちょうど一ヶ月たちました。

九月の前半は、自宅療養中ということもあり、
ほとんど家にいました。

何もする気が起こらず、無気力で過ごしました。

tsukimeinichi1.gif

何をやっても、思い出すのはクロのことばかり、

  tsukimeinichi2.gif

悲しんでばかりの毎日です。

職場に復帰してから、
仕事中は緊張もあって、クロのことは頭から離れますが、

ふとした時や、帰り道に、「あぁ、もぅクロはいないんだな…。」と思い出して、
寂しくなります。


お休みをもらえたので、今日は、クロの思い出の場所に行ってみました。

hitokura1.jpg

クロと一緒に眺めた景色。

kuro206.jpg

そして、お散歩して、お昼ご飯を食べた公園。

kuro205.jpg

クロと最後にこの公園に来たのは、春になる前でした。

クロが居ないと、この公園に寄っても寂しくなるだけなので、
公園には寄らずに帰りました。

kuro207.jpg

同じ場所でも、
同じような良い天気でも、
クロが居ないと楽しさは半減します。

クロが居なくても、ここに寄れるようになるには、
もう少しかかりそうです。


********************

ブログを見て、クロのことを知って、
メールを下さった方々、ありがとうございました。

今はぼちぼち、普通の生活に戻りつつあります。